メインパース
今年度の日本建築学会技術部門設計競技「建築ストックを活用した新たなビジネスモデルのための技術とデザイン」に向けて制作したパースペクティヴとその簡単なプロセスです。実際には敷地調査とスタディ模型によってインタラクティヴな制作となっています。提案内容は都心部に多数存在する空室率の高いオフィスを近隣オフィスの共用空間(水平・鉛直ともに開放的な)として減算・連結することで、改修オフィスは周囲から共益費を、近隣オフィスは付加価値によって自らの価値が向上する、そんなシステムです。但し、改修により生じる費用を補って余りある収益の確保や、屋内外の維持管理の問題など、実現には近隣オフィスの企業が高成長である必要があり、余裕ある資金でこの場所を利用することで、更なる信頼と投資を誘うという状況が前提となるのではないかと思います。敷地は博多駅付近を想定したので左右のビルは探せば見つかるのではないでしょうか。
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