神座京都 - Kamukura Kyoto - Instrumental 器楽展示室
Instrumental 神座京都 - Kamukura Kyoto - Instrumental 器楽展示室


此方は神座京都が所蔵する器楽の展示室で御座います
This is the exhibition room of the instrumental Kamukura Kyoto possesses.
内部完結を図り、何らかの方式に統一されたようです
For internal completion, all seem to have been unified by some method.
申し訳御座いませんが現在、陸な説明をしておりません
We apologise for not having given intelligible explanation, yet.


【一と九十九の白昼夢】

★★★★★


128kbps

山岳集落で迎える朝。

宿の一階に降りると、台所には調理する気配。
顔を出して挨拶すると、私は一人、外に出た。

からからと扉が閉まると、無音のヴェールのような霧。
軒並みは霧に吸い込まれ、人の気配を微塵も感じない。

それは祭りの控える朝。
張り詰めた澄み渡る時。

静謐な空気に、私は懐かしさと畏敬の念の混在する不思議な感情を抱いたが、
自分が場違いな存在であると気が付いた私は、慌てて舞台裏へと引き返した。

(Sep. 2009 初版)

--------------------------------Aug. 2010--------------------------------

【美しき共犯者】x1.2

★★★★☆

160kbps

キーワードは才女、即ち知性と女性をテーマとして制作しました

飾らない雰囲気やさっぱりした感じが人格を表現しているような気がして

私の中での才女キャラを表現出来たのではないかと思っています

(Jul. 2009 初版)

--------------------------------Jun. 2010--------------------------------

【四神の十字砲火】x1.2

★★★★☆

192kbps

飛鳥の真神原で建立が進められていた大陸式寺院が落成を迎えたという

というわけで行ってみましょう的な乗りで第一面れっつごー

一年後の自分に負けぬよう余計な事考えずにこれまでの集大成として制作しました

いつも思いますが自分を超えるのって大変で、増してや一年後の自分になど

勝てる訳が無い

(Feb. 2009 初版)

--------------------------------Jun. 2010--------------------------------

【レフト・アーキテクチャー】x1.2


★★★★★

160kbps

社会という伴侶に先立たれ、取り残された建築は

孤高の語り手として、其処に在り続けるのです

廃墟となった大聖堂で巨神と戦う少女ですか、成程

(Jun. 2009 初版)

--------------------------------Jun. 2010--------------------------------

【時越え薫る、大陸の】

★★★★★
192kbps

一年半くらい前に制作した小曲を願ってもない公募のため洗練しました。

一体何のCMなのか、それが問題である。
聴いた瞬間、目で確認すると思いますが(笑

真神原に我国初の大陸式寺院が建立された頃を想定して制作しました。
我国の第一次近代化に於ける広告塔としての寺院の宣伝に推奨致します(あ

よくよく考えてみると、日本茶にせよ中国茶にせよ印度茶にせよ、
高山の農園、御茶の品格に相応しいというと過言ですが矛盾しません。

(Jul. 2008 初版)

--------------------------------Feb. 2010--------------------------------

【Phyrexian Reminiscence】

※音量注意※

★★★★★

128kbps

ファイレクシアは何故滅んだのか。

(音量注意)

以下は本曲の制作・投入に至る経緯の解説です。

目下審査中のコンテストの募集期間は正しく修羅場に合致しており、偵察部隊として投入した前作は
昨年制作した一連の主旋律を有する楽曲とは異にすべく、本隊として制作した本曲も亦然り、
長きに渡る制作の休止慨歎の至りに堪えず、僅少なる余暇を以て之等を制作する迄とせり。

併し爆笑する事に、募集最終日に微調整を行い本隊である本曲の投入を試みるも零時を過ぎており、
DTM作曲コンテストなら間に合った所がエントリー出来ませんでした。以来深刻化の一途を辿る
修羅場を経て、久々の自宅で束の間の余暇を過ごしつつ、本コンテストに展覧する次第であります。

Phyrexian Reminiscence、三回ループする簡単な小曲です。

やれやれ、色々と終わってしまって只管に切ない今日この頃。

--------------------------------Feb. 2010--------------------------------


【Projective Method 弐】

★★★★☆
128kbps

梗概の制作以外を休止して以来二ヶ月半、とうとう私はやってしまいました、数時間ばかり。
何せ募集期間が修羅場も修羅場な時期に合致しているのだから、これ以上遅らせると死んでしまうま。

私にとって、カードゲームとは知的な闘いであり、喧しい曲は論外でしたので、
冷静な思考を妨げぬよう、プレイヤーをほんのりと意気昂揚させるよう心掛けました。
前半こそ軽快ですが、対局が進むに連れて、後半では切迫感が漂います。

但し、アルテイルの世界観、少なくともその音楽面との親和性を考えた時に、
この曲では物足りなさを感じるので、これは取り敢えず偵察部隊として、
エキシビションでも良かったんですが投入します。本隊はもうその辺に居るので(お

自評としてはリズムが単純、でもこれ良くあるから一度やってみたかったんだよね(=ω=.)
昨年は主旋律のある楽曲しか制作してなかったので、両手を入れ替えるピアノを楽曲の単位にしてみました。
それとレトロ:現代との乖離な薫りを考慮して。。。それでは、御清聴を有難う御座いました(´∀`*

(Dec. 2009 初版)

--------------------------------Jan. 2010--------------------------------


【一と九十九の白昼夢 クロスフェードデモ】

★★★★★

160kbps

Kamukura Kyoto Original Soundtrack

M3-2009秋(10/11横浜港大桟橋開催)に向けたアルバムの試聴曲です



何よりも終盤の手作業に苦労した、神座京都に於ける制作活動の集大成です

8曲収録(500円)とは言いましたが、誰も全8曲とは言ってないですよ(あ

我国の内外を問わず、お求め頂く場合は御手紙から、何方でも御連絡下さい

--------------------------------Oct. 2009--------------------------------


【ラ・フランス・ドール】

★★★★★


用無し人形
狂気で                             愛嬌で
   ラ・フランス・ドールは貴方を魅了する   
瀟洒に                             軽快に

(Jul. 2008 初版)

(Jun. 2009 第二版)


--------------------------------Sep. 2009--------------------------------


【憂鬱のミルクティ】

★★★★★

モノクロームの午後、気怠く移ろう鈍の空、滲む通りを過ぎる影

脆く臆病で不器用な私は、その様を徐に見遣りつつ

私を受け入れてくれるこの場所で

重厚なる祁門に身を委ね、感傷に浸るのだ

(Mar. 2009 初版)

--------------------------------Sep. 2009--------------------------------


【豊郷小学校重音部】

★★★★☆

豊郷小学校に纏わる改築騒動は、効率性・安全性を追求する
現代の気運に対し、そのような画一的観念だけでは計れない
固有の性質の重要性を示唆する出来事でありましょう

タイトルについては判る人には判るという事でお願いします
自評としては、Marilyn Mansonとか言うとアレですが
ピアノを使わなかったのは随分と久し振りな気がします

(Jul. 2009 初版)

--------------------------------Sep. 2009--------------------------------


【幼きシルフの合唱会】

★★★★☆

大空の息吹が、全身を撫ぜてゆく。
柵の無い世界を、私は謳歌していた。

◆歌詞・・・・・・・・・・・・・・<

イントロ(0~7秒・語り)

〜これは、出逢いのはなし。〜

Aメロ(7~30秒)

「ねぇ この背中の白い羽根は何のためにあるの?」
 幼いシルフの子は高原を流れる風に問う

Bメロ(30~1分過ぎ)

「君が大きくなったら この大空を何処までも
 遠く自由に舞う日が来るさ」
 風は笑って言う

A’(1分過ぎ~1分25秒位)

「じゃぁ わたしがいつか飛べるようになった日は 風さん
 見た事のない場所へと どうか連れて行ってくれるかな?」

B’(1分25秒位〜最後まで)

「勿論 君と一緒ならば 楽しい旅になりそうだからね 約束するよ」
「約束だよ?」
「約束」

◆歌詞・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<

(Apr. 2009 初版)

--------------------------------Sep. 2009--------------------------------


【メリィサの羊】

★★★★★

少女は貴き犠牲の上に

An only daughter of a ranch house,
A blonde angel of innocence and ignorance,
Marysa smiles, merely cherishing beautiful things.

One day she was brought her sister, the snowy lamb.
She bleated looking up at Marysa with the moist eyes.
Father told Marysa to take care of her, and she briskly obeyed him.

Since then the sisters have always lived together.
They looked different, but understood each other like true ones.
Marysa hoped that the precious life would last forever.
Believed that it would, blindly.

Life of happiness comes to the end, no matter how delightful it is.
One day in winter, a truck violated the never-never land.
Robust men tore the lamb off Marysa, and hurried it up to the platform.

Struggling lamb, capriccio of shouting and scolding voices.
Marysa fiercely grabbed at them, but it was the gentle father, who knocked her down.
They handed some dough to him, and left beyond the horizon.

In her frozen body, only the cheek was feeling numb.
The last glimpse of the sister's eyes,the look of entreaty and resignation,
was deeply engraved on her mind.

How much do we trample on others in life ?
How much do we experience the loss as the cost ?
What an awful curse we are laid !
Still, someday the girl shall grow up and bear a child.
The curse taken over in the lineage of human beings.
Will never, never forgive it.

Scapegoat......

ギターはオーストリア在住の姉に録って貰いました(あ

(May. 2009 初版)

(Jun. 2009 第二版)

--------------------------------Sep. 2009--------------------------------


【TRICK or TRICK】


★★★★☆

実は先日ハロウィンの晩に、

小さな子が家の扉を叩きましてね。

私が出ると言ったんですよ。

「お菓子くれなきゃ悪戯するぞーっ」

ってね。

だから私は丁度手にしていた麦酒、

ではなく実家から送ってもらっていた

お菓子を渡してあげたんですよね。

するとその子は、

「わぁ、お菓子ありがとー」

と、さぞ嬉しそうに言って、満面の笑みを浮かべ、

お菓子をばらばらと両の手から棄てたんですよね。

想定外の出来事に思考回路がエラーを起こす私に、

その子は散らばったお菓子に目をやりつつ、言ったんですよ。

「お菓子なんかくれないと思ったのに」

(私を甘く見たなとか、言える訳無いじゃないですか

「ねえ」

目線が私へと這い上がり、

「お菓子なんていらないから、早く悪戯させてよ」

(Nov. 2008 初版)

(Jun. 2009 第二版)

--------------------------------Sep. 2009--------------------------------


【天翔ける使命 -Resolute Determination-】

★★★☆☆

T 緊迫した操縦室に切り替わり、胴体着陸が決行されるまで


操縦室の空気・操縦士の意志から楽曲を構想しました。それまでの穏健な曲調はシーンと共に
一転します。ストリングス・シンセサウンドの鋭利な音色により操縦室の張り詰めた
空気を表現し、屈強に演奏されるストリングス・パーカッションにより
機長の決断・使命といった感情を表現しています。


--------------------------------Jun. 2009--------------------------------


【祈りの結実 -Precious Destination-】

★★★☆☆


U 着陸が成功し、静寂が歓声に変わり、恋人と再会するまで

着陸の成功を告げる機長の言葉に乗客の期待は確信へ変わり、歓声に機内が沸き返る様子、
及び、恋人と二人の微笑ましくも嫉妬しそうな再会シーンから楽曲を構想しました。
二管編成のオーケストラにより、自分・恋人・機長・乗客に押し寄せる安心感を表現しています。


続く恋人との再会シーンでは、同一の旋律をエレクトリックピアノの柔和な音色で演奏し、
シンセパッドによる温厚さの補完、ハープによる恋人の温もりの表現を行いました。
「一年も顔見せてないのに何こんな時まで心配させてるのよこの馬鹿!(泣」と怒られます。


--------------------------------Jun. 2009--------------------------------

【Projective Method】

★★★☆☆

ふと気が付いたのです

私の想いを代弁しているのだと

--------------------------------May. 2009--------------------------------

【振り向かない】

★★☆☆☆

昏くて怠い、嫌い

--------------------------------May. 2009--------------------------------


【僕は正義になれなかった】


★★★★☆

「正義を名乗る貴方は、そんな僕を、どうするのかな?」

--------------------------------Oct. 2008--------------------------------

【今は亡き大正の情熱】

★★★☆☆

近代化という気運、欧米諸国に倣わんとする気概

それが達成されて久しい今、我々は何を目指すのだろう

--------------------------------Oct. 2008--------------------------------

【トロイメライ 〜ビー玉の中の慧〜】

★☆☆☆☆

朧げな意識の中

翠眩いアーチの下を歩いていた

変幻自在の夢物語

--------------------------------Sep. 2008--------------------------------

【ピンクパンティー再び】

★☆☆☆☆

ミステリアスな空気を纏い流れるブラス

皆の言うことを聴かないピアノ

ドラムソロに影響された巫山戯たドラム

--------------------------------Aug. 2008--------------------------------

【最期の春 〜極楽寺の家〜】

★★★★☆

神寂びた光景、未見未踏にもかかわらず懐かしい場所

初めて知ったのが、それが喪われたという報せでなければ

そんな感情で創られたこの曲は、今も私を苦しめる


2007年4月


最期の春は、一際美しかったことだろう


つくづく、科学技術は進化し、

自然力や人間力が退化していくように思える。

過去の人達が誇りを持って構築した世界観、

可視的な記憶装置、つまり建築が打ち砕かれていく。

庭の紅葉も椿も梅も桜も熊笹も、

何もかもが今や失われてしまった。

(鈴木喜一)


仔細に家を見ると、80年も経つというのにさほど損傷が見られない。

至る所に良材が用いられていながら、それが目立たないように作られている。

地味だが凛としたものが感じられる、品の良い空間がそこにはあった。

七月半ば、改めて現場を訪れた私は、樹木や竹が無くなり、伐り取られ、

掻き回されて変わり果ててしまった土地の光景に、言うべき言葉も無かった。

(對馬英治)

--------------------------------May. 2008--------------------------------

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