程無くして私は国道二号に突き当たった。この時点で私は違和感を覚えていた。
何も道を間違えたのではなく、大阪の街が綺麗過ぎたからである。寧ろ街を間違えたのではないかと(お
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国道二号を越えて、大阪駅からの通りを進む。目標の交差点に至ると中央電気倶楽部はもう目前。
私は我国の此の場所にしか存在しないその建物との対面を前に、胸が高鳴らずには居られなかった。
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